コバルト4月号

早売り。マリア様がみてるは2月号と同じく、書き下ろし短編とひびき漫画。
短編は、高等部二年にだけ存在する「桜組」にまつわる伝説の
オムニバス・ストーリー。
「桜の中の魔」は、「降誕祭の奇跡」を髣髴とさせるような、非現実系の話。
白雪という名前に妙に反応してしまった_| ̄|○
「桜の扉」お抱え植木職人をつれてくる女子高生。お嬢だ・・・。
「桜の埋葬」は、女学生と書生の駆け落ち、そして駆け落ちした女学生を想う
同級生の最後の逢瀬を描く。時代背景と百合テイストがかなりツボ。良い。


ひびき漫画は「ファーストデート・トライアングル」から、令と田沼ちさと嬢の
デート現場を目撃して嫉妬しまくる由乃が題材。暴走機関車由乃っぷりを堪能。
田沼嬢初顔出し。リリアンは美少女揃いですな。


ついでに新刊(チャオソレッラ)の表紙絵(おそらく)も発表。
斜め下から橋の欄干を見上げる煽り構図。左から志摩子祐巳由乃
志摩子さんが一段と大人びた表情に。今回は活躍期待できるか。

  • マリみて以外の諸作品
    • BLばっかであんまり読むモノが無い・・・_| ̄|○
  • 赤川次郎 「吸血鬼と眠りを殺した男」
    • お話としては良く出来ていると想ったが、いかんせん短くて読み応えがなかった。その点が残念。
  • 読者大賞作品 「桜の下の人魚姫」
    • 読後感が良い。読者代表の感想にもあったけど、「死」を安易に用いることなく、綺麗にまとめていたと思う。惜しむらくは、自分がこのストーリーの純粋さに共感できるメンタリティを持ち合わせていなかったことか('A`)