先輩とぼく

正直あんまり期待せずに読み始めますた。
というのも、事前に聞いた設定が、宇宙人に誘拐されて云々、というものだったから。


ところが、なかなかどうして面白い。UFO観察に行った「先輩」(♀)と「ぼく」(♂)は、
突如現れたUFOによって誘拐され、あろうことか脳を入れ替えられてしまう。
そして、「先輩」のことが大好きな「ぼく」は、「先輩」の姿として生きていく
ことになる。そこから進展するドタバタ展開。随所に鏤められた分かる人には分かるギャグ。
端々で見られる、中身が「ぼく」で姿は「先輩」の「ぼく」の苦悩に、悶えんばかりに萌え。
・・・・これはショタ属性なのか?


何となく先が予想できてしまう展開、あからさまな伏線など、書き手の未熟さを
感じるところもあったが、濃いキャラに引っ張られ、飽きることなく一気に読めた。


ということで、面白い。買い。
ラノベ作家志望の友人には残念なお知らせをせねばなるまい。
「面白かったから続編まで買っちゃったよ〜」
なんて。


お次は、絵買いした「涼宮ハルヒの憂鬱」でございます。